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オープンソースの意義はこの「ソースコードの変更が自由にできる」という点が最も大きく、プログラムを作る開発者にとっては大変有意義なルールと言えます。
反面、開発をしない人から見ると今ひとつメリットが分かりにくい、というのがこれまでのオープンソース普及の阻害要因になっていました。そのため「オープンソース=無償だから安い」というような、誰にでも分かりやすいメッセージが先行していました。
しかし、最近ではオープンソースのメリットが見直され始めています。Linuxをはじめとしたさまざまなオープンソースソフトウェアが企業などの重要なシステムに導入されるにつれて、コストよりも「安全性」や「堅牢性」が要求されるようになってきました。オープンソースならば、これらの要求を脅かす不具合がソフトウェアに見つかった時、原因を調べて素であるソースコードから修正できるからです。

このようなオープンソースならではのメリットを活かしたサポートサービスを提供する企業も増えてきており、また自社のソフトウェアをオープンソース化することで利用者の安心感を得ようとするケースも出てきています。
その最たる例がSun Microsystemsの「OpenSolaris」でしょう。代表的な商用UNIXであるSolarisもついにオープンソースとなり、無料でダウンロードができるようになりました。アップデートパッチの提供などのサポートサービスは有償という、オープンソースのビジネスモデルに変化したことが注目されています。
オープンソース型の開発モデルが、より品質の高いソフトウェアを利用したいユーザーのニーズにマッチし始めているということが言えるでしょう。
さて、次回はオープンソースで何ができるのか、最近の動向を解説します。
宮原 徹(みやはら とおる)
株式会社びぎねっと 代表取締役社長兼CEO
http://begi.net/
<プロフィール>
日本オラクルでフィールドマーケティングに従事していた際にLinuxやオープンソースの魅力と可能性に気づき、普及活動を始める。2001年に、株式会社びぎねっとを設立。技術者教育を中心に精力的に活動している。雑誌、書籍の執筆多数。近刊に『シェルスクリプト ポケットリファレンス bash編』(技術評論社)がある。
※nikkeibp.jp events SPECIALより転載
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