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社内資格制度紹介:
「お好み焼士(おこのみやきし)」マイスター制度 第1回

食卓で広く親しまれている「お好みソース」でおなじみのオタフクソースでは、2006年3月より、IBT(Internet Based Testing)を利用した社内資格「お好み焼士(おこのみやきし)」マイスター制度を実施しました。このマイスター制度では、お好み焼などに関する知識や焼き方の習熟度を、インストラクター、コーディネーター、マイスターの3クラスに分けて認定しています。さらに社内教育制度「オタフク通信講座」を行うなど、多角的にIBT(Internet Based Testing)を活用しています。その運用状況や成果を、同社総務部、教育グループリーダーの藤野様に伺いました。

客観的にスキルを示す「ものさし」の必要性

オタフクソース 総務部
教育グループリーダー藤野氏
   

当社の社員は、イベントや展示会などで、お客様に「お好み焼」を提供したり、焼き方を指導する機会が数多くあります。これまでは、客観的にそのスキルを示す「ものさし」がなく、社内で「お好み焼」に関する資格制度が求められていました。そこで社内資格「お好み焼士」マイスター制度を展開して、社員のスキルの認定やレベルアップに取り組んだのです。

このような資格を認定する試験や社内教育の必要性は、以前から感じていました。しかし、オタフクソースの事業所は、北は札幌から南は鹿児島まで全国に点在しており、集合教育の実現は時間的にもコスト的にも困難な状況でした。さらに試験は営業部門だけではなく、製造部門や管理部門など、全社員を対象としていましたので、決まった時間に拘束するには、全社員に休日出勤してもらい教育するしか方法がなかったのです。それだけに、IBTを導入すれば、さまざまな問題が霧消すると知った時はまさに目から鱗が落ちました。

アール・プロメトリック社のIBTに出会ったのは2003年でした。あるセミナーに参加し、IBTの担当者と名刺交換をしたのがきっかけでした。その時まで、IBTのことはまったく知らなかったのですが、「こんなことができるといいなぁ…」と考えていたことが、ことごとく実現可能だと聞いて興味を持ったのが始まりです。

ITスキルを持たない人でも使いこなせるのか、という心配はありましたが、設定など運用方法が分かりやすかったので、それも杞憂となりました。試験の問題や資格の体系作りには苦労しましたが、システムの導入に関してはスムーズに行えました。もしIBTに出会っていなければ、恐らく「お好み焼士」の資格試験の実施は、先送りになっていたのではないでしょうか。

 通信教育で社内の知識を共有

「お好み焼士」マイスター制度と並行して、IBTを利用した「オタフク通信教育」制度もスタートさせました。これは、通信教育とe-Learningを融合させた当社のオリジナル教育で、配付したテキストを見ながら解答するというテスト形式を採用しています。テキストを参照できるので、受講者のほとんどが合格して「単位取得」となります。ただし、解答するためにはテキストを読み込む必要があるので、自然と知識が身に付くことになります。

「オタフク通信教育」制度は、「ソース」、「酢」、「食品衛生」などをテーマとして扱い、現在、12科目で実施しています。このような通信教育制度を実施した背景には、社員の知識共有という狙いがありました。

例えば、当社のメインとなる商品に「お好みソース」があります。この商品についてお客様から説明を求められた際、「総務だから材料については分からない」、「製造だから価格は知らない」では、お客様の期待を裏切ることになります。IBTを使った通信教育で、商品についての知識を全社員で共有できれば、お客様の期待を裏切ることはありません。商品だけではなく、さまざまな分野でこのような取り組みを行うことで、社内全体のレベルアップに繋がると考えています。

次回のコラムでは、実際に通信教育や試験を受けた人の声や、どうやって社内に浸透していったのかをご紹介します。

 IBTとは?

自分の能力がいつでも測定できる上、結果がすぐに得られるCBT(Computer Based Testing)に、インターネットの利便性を加えたASP(Application Service Provider)サービスが、IBT(Internet Based Testing)です。「テストの作成」、「テストの実施」、「合否判定および通知」、「成績回収」、「結果データの報告」といった、テストに関わる一連の業務を、インターネットを通じて行うことで効率が飛躍的にアップします。

IBTは、社内試験や従業員のスキルチェックなどで、特に高い効果を発揮します。業務や商品についての知識の習得度を測るテストや、昇進・昇格の際のテストなどで活用できます。ラーニングの途中で、それまでの理解度をチェックするテストとしても手軽に利用できます。また、大学や専門学校をはじめ、さまざまな認定資格を取得するためのトレーニングスクールなど、教育機関でのテストに利用することも可能です。IBTの簡便性は、期末試験や模擬試験の実施においても有効です。

その他詳細はこちらをご覧ください。


※nikkeibp.jp events SPECIALより転載

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