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プロマネになりたい人へ
第1回:PMPってどんな資格?

BPnetイベントの読者の皆様は、「プロジェクト・マネージャー(プロマネ)」という単語をよく目にすると思います。日経ソリューションビジネスの2006年版「いる資格、いらない資格」でも「依然人気続くプロマネ資格」と記載されています。

今回は、プロジェクトマネジメントの国際的な資格であるPMP(Project Management Professional)のご紹介をします。

プロジェクトマネジメントとは

まずはプロジェクトマネジメントの歴史を簡単にご説明しましょう。

プロジェクトマネジメントは、1960年代の冷戦時代の米国で、兵器開発や宇宙開発の分野で大きく発展しました。その後、コンピュータによる情報処理能力の向上とともにプロジェクトマネジメントの知識、ツール、技法が開発され、一般の人にも使えるものとなり、今日のプロジェクトマネジメントへと発展してきました。

※プロジェクトマネジメントとは、
チームに与えられた目標を達成するために、人材・資金・設備・物資・スケジュールなどをバランスよく調整し、全体の進捗状況を管理する手法。
(「IT用語辞典 e-words」より引用)

ついついIT関連に限った手法かと思いがちですが、基本的にはあらゆるプロジェクトに応用可能な汎用的な手法なのです。実際、大規模建築物の建設や企業経営から軍備に至るまで、さまざまな分野に適用事例があるようです。

PMPの概要

PMPとは、米国プロジェクトマネジメント協会(PMI : Project Management Institute)が認定するプロジェクト・マネージャー(PMGR : Project Manager)の資格です。

PMIではこの資格試験を1984年から開始し、資格者は順調に増加しています。2006年7月末現在では、全世界で19万8048人、日本国内で1万6451人がPMPの資格保有者です。試験はさまざまな言語で提供されており、現在では日本語を含む10カ国語に対応しています。

日本での状況

日本でプロジェクトマネジメントが知られるようになったのは1998年からで、PMI東京支部は、その年の1月に設立されました。当初の受験者数は微々たるものでしたが、プロジェクト・マネージャーの重要性が認められるようになるにしたがって、資格者が急激に伸びていきました。

現在では、プロジェクトの入札時にPMP資格保有者の有無を評価対象としている発注者(社)もいることから、PMP資格が今後、プロジェクトマネジメント業務に必須の資格として認められる可能性が非常に高くなっています。

このことは、前述の日経ソリューションビジネスの2006年版「いる資格、いらない資格」の「取らせたい資格トップ10」にも現れています。

技術職では2003年、2004年に引き続き、プロジェクト・マネージャー向けの資格が人気です。今年は情報処理技術者試験プロジェクト・マネージャーとほぼ並んで、PMPが「取らせたい資格」の2位に入っています。

プロジェクト・マネージャーのキャリアパス

プロジェクト・マネージャーのキャリア・パスについて、PMI東京支部理事・清水計雄氏は次のように語っています。

「従業員のキャリアパスは、大きくマネジメント分野と専門分野に分かれていますが、プロジェクト・マネージャーはこの2つの分野を併せ持つ性格を持っているといえるでしょう。プロジェクト・マネージャーには、プロジェクトを遂行していく上でのある一定の専門知識だけではなく、プロジェクト・チームをマネジメントし、プロジェクト目標達成のための意思決定を行なう能力が要求されるのです。」

「その為、プロジェクト・マネージャーには、既存の2分野いずれにも属さない、第3のキャリア・パスが必要だと言われています。現在の組織に求められているのは、この第3のキャリア・パスによって成長したトップ・マネジメントであるとの議論も見られますが、現状はそのスタート台に立ったばかりです。」

確かに、マネジメント分野と専門分野の能力を併せ持った人がトップ・マネジメントとして組織を指揮すれば、理想的な組織運営ができるような気がします。

次回は、「PMPを取得するには何が必要か?」をご紹介します。

アール・プロメトリック株式会社
鹿倉一葉(しかくらかずは)

※nikkeibp.jp events SPECIALより転載

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