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2007年 アメリカで注目のIT職種とスキル

2006年に第一次団塊の世代が60歳に達し、IT業界からも多くのベテランエンジニアが定年を迎えました。その一方で、コンピュータ・サイエンスを専攻する学生は2001年から2005年で70%も減少しています(UCLA教育研究所調査)。これらの状況から、2007年はステップアップを狙うエンジニアも、エントリーレベルの職種を狙ってIT業界に転職を希望する人にも、チャンス到来の年といえます。

オフショア開発の噂は本当か?

2001年のドットコム企業破綻以降、のIT関連業務がオフショアに移ったと声高に叫ばれていますが、実際はかなり誇張されている節があります。アメリカの情報マネジメント協会(SIM)(2006年9月調査)によると、2007年のIT関連予算のうちオフショアでの業務に予定されているのは3.3%のみです。また、オフショアに移管された業務の主なものは、低レベルのコーディング、テクニカル・サポートやコールセンター機能等であり、高度な業務はアメリカ国内に残っていると思われます。

必要とされているITスキルは?

国際的なIT人材会社Robert Half Technologyが行った1400社に対する調査結果によると、以下のスキルに対するニーズが、リストの順に高いと指摘しています。

注目のIT職種は?

.NET開発者不足はアメリカ全土にわたって問題となっています。オブジェクト指向のプログラミング経験の全くない60才の元COBOLプログラマーは、面接をした2社からすぐに内定をもらい、しかも以前の給与の20%増での採用となりました。

労働統計局の調査によると、ITマネージャーは2001年から2006年までに119,000人増加し、全IT労働人口の11.2%を占めるまでになりました。中小企業でのニーズにとどまらず、大企業が意思決定のスピードアップを目的に、ITマネジャーを採用し管理責任を分散していると思われます。

昨年注目度No1だった情報・ネットワークセキュリティ管理者は、引き続き高いニーズを維持していますが、多くのエンジニアがこの分野に流入しているので、給与レベルが下がることが予測されます。

ビジネススキルが重要な鍵に?

今日の理想的なITエンジニアは、ハードコアなテクニカルスキルを持っているだけでなく、ビジネスの分析やプロジェクトマネジメント等のビジネススキルを持ち、ビジネスの全体像を理解できるというITプロフェッショナルです。世界的なIT関連のリサーチ企業であるGartner, Inc.の調査によると、2010年までにITエンジニアの10人に6人が、よりビジネス的な役割を担うようになると予測しています。純粋なエンジニアの採用が無くなるわけではありませんが、ネットワーク、プログラミング、データベースなどの特定テクノロジーに加えて、それ以外の知識とスキルを持つITプロフェッショナルのニーズが高まっており、2007年も、よりバランスの取れたITプロフェッショナルが求められています。

優秀なプロジェクトマネージャーのニーズはここ数年間高い状態が続いていますが、最近になりビジネスアナリストのニーズが急騰しています。ビジネスアナリストの役割は、ビジネス担当者とシステム担当者間の調整役として、ビジネス上のニーズや問題の理解、分析、ビジネス・モデルの作成、要件定義の作成などを行うことです。また、ビジネスアナリストは、ITシステム能力、ビジネスプロセス、モデリング、プロジェクトマネジメントのスキルも持ち合わせていることが望まれます。さらに、ビジネス要件、機能的・非機能的要件の定義を行うという役割を、システム開発ライフサイクル(SDLC)においても担うことになります。ビジネスアナリストになるには、さまざまな道がありますが、プログラミングやネットワークエンジニアとしての経験があることが望まれます。

企業のビジネス戦略とITシステムとのギャップを埋められる、ITプロフェッショナルの市場におけるニーズは非常に高く、コミュニケーション能力、交渉力、予算編成能力、リーダーシップ等の対人関係能力やソフトスキルの高いITプロフェッショナルが求められています。

つまり、ビジネススキルとコミュニケーションスキルをあわせ持つITプロフェッショナルになれば、引く手あまたと言えるでしょう。


※certmag.comより抜粋("Hot Jobs & Skills for 2007" written by Matt McGrath)

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