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日常生活の身の回りで多くの組込みソフトウェアが動いていることに気付くと、そこには多くの可能性が秘められており、また活躍できるチャンスが山のようにあることを認識することができます。
組み込みソフトウェアという分野が情報処理産業なのか製造業なのか統計的に曖昧だったので、産業として認識されておらず、実態は埋もれてしまっています。「得体の知れない難しい分野」「パソコンは扱えても手出しできない特殊な世界」というイメージも社会全体に蔓延しているのではないでしょうか?
組込みソフトウェア技術者は、需要がありながら大変な人材不足に陥っていることは事実です。IT系エンジニアからのシフトも、求められるスキルが異なることを理由にシフトしにくい、シフトするにも勉強も何をすれば良いのか分からないなど、多くの障壁が存在しているのです。この「勉強の仕方が分からない」というのは、人によっては驚かれることでしょう。
初級の組込みソフトウェア技術者の多くは製品開発をしている企業の中で初めて学び、失敗を繰り返しながら経験を積んでいきます。その自社育成にしても、講師役の先輩エンジニアが多忙を理由にいい加減に教えたり、逆に短期育成の名の下に詰め込み過ぎてしまい消化不良を起こしているとか、社内OJTも充分な効果を出せていないというのが現状です。
教育内容や用語が社内でしか通用しない「風習」や「方言」となってしまい、他から優秀なエンジニアを投入しようとしてもなかなか話が通じない、対象となる製品開発と求めるスキルとが一致しないなどで、うまく軌道に乗らないという事例もあります。
組込みソフトウェア技術者が不足しているために、専門外のハードウェア技術者がなんとか動くプログラムを組んでいるという状況も現実にありますので、教える側、教わる側とも今のままでは限界が来ると考えられます。
組込みソフトウェア技術者の標準的な土台を築き、底辺の底上げを目指す場合、(大きな組織で、社内に教育システムが完備している企業は良いのですが、)全くゼロからの学習や、他分野からのシフトによるエンジニアの早期養成などは、対象が明確でバランスの良い専門の社外カリキュラム(OFF-JT)の活用をはかり、企業内リソースを削ることなく、効率よく、組込みソフトウェア技術者を増やす取り組みが必要です。
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