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ある企業では昇格基準としてこの試験を採用しています。当然、その会社の組込み技術者は全員が対象になりますので、会社が事前にまとめて受験チケットを購入、社員に配布し、一定期間内に受験する仕組みです。
別の企業では、200以上の試験制度(国家試験や中立公正な業界団体の試験、ベンダー試験などさまざま)を技術者育成支援に採用しています。2007年2月からは組込みソフトウェア技術者試験が技術者育成支援に採用され、受験者に受験料と奨励一時金を提供しています。
その企業では1000人以上いる組込み技術者に対して、「グレードA」取得者のみ支給という高い目標を提示し、受験者の喚起を促しています。今まで組込み技術者向け試験がなかっただけにすばやい採用でした。
協会としては、技術者を応援する姿勢・仕組みとして、試験を活用した評価制度の整備をお願いしています。
一方で、技術者は日々忙しく、開発と納期に追われ、勉強する時間さえ十分に取れない場合も多いのではないでしょうか。しかしながら、知識不足であればコミュニケーションギャップが発生しますし、問題解決能力にも大きな支障が生まれるでしょう。
組込みソフトウェア技術者試験が提示する「組込み技術者が最低限持っていてほしい技術知識」には、技術者が業務上必要となる知識のみならず、上下間、部署間のコミュニケーションの基本となる知識が含まれています。
個人任せではなく、会社が応援する仕組みを提供すれば、技術者は安心して自己研鑽でき、業務の励みにもなるのではないでしょうか。そのことが重要だと考えています。
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