■商品企画にVEを活かす
マツダ株式会社 コスト革新戦略推進部 VEL 花田 康子様
VEを実践の中で学ぶことができると知り、VE協会西日本支部主催のVE塾へ参加しました。VE塾を通して、当初VEに対して持っていた「VEは設計部門や製造部門がコストダウンのために用いる手法である」という認識が「VEの5原則である使用者優先や機能本位などの考え方は商品企画段階でも有効に活用できる」という認識に変化しました。さらにこれらを体系的に整理/理解するのに良い機会だと思いVELに挑戦することに決めました。VELを取得したことで、「この部品の機能は何か」「お客様の真のニーズは何か」というようにVEに基づいた考え方ができるようになったと感じています。
VELとしての活躍はまだまだですが、VEをコストダウンと顧客の便益・効用を高めることの両立(=常に価値MAX)ができる手法として積極的に活用していきたいと思っています。具体的には、商品企画段階でVEをより有効的に使うためにQFD/TRIZなど、他手法との関連プロセスを確立しながら業務に取り組んでいきたいと思っています。
■学生時代に取得したVELが、今の仕事に役立っている
中黒建設株式会社 工事部 VEL 菅 隆一様
私がVELと出会ったのは今から約1年半前、何気なく大学の事務室を通り過ぎようとした時に、掲示板でVEL講座の案内を見て「VELとは何を学ぶものなのだろうか」と思ったことがきっかけです。
VEL取得後、私は建設会社へ入社し、現在は北品川の推進工事現場で働いています。この現場付近は昔海苔の養殖場であった場所で、シルトを多量に含んだ粘性土地盤が地下5m以下から続いています。
推進工事は、直径1500mmの合流式下水道を約300m敷設するもので、地下9m地点を掘り進んでいます。推進の種類は、掘削した土砂を泥水と混合させ、切羽の安定を保つとともに排土する泥濃式。今回の現場の地盤では、粘性を保ったままの排土が地上にある転倒タンクに搬出される間に詰まってしまい、その度に工事がストップすることが多発していました。
私はこの問題を解決するためにVE提案しました。その結果4時間に1度の頻度で発生していたこの問題をなくすことに成功し、作業効率の改善、工期の短縮に貢献することができました。
今回の現場におけるVE提案のように、現場において工期の短縮を達成することや、自然環境や社会環境などの「広義の環境」に対して配慮を目的とするVEを行うことがVEL取得後からの私の目標です。
実際の施工現場では、緻密な施工計画とは相反して、経験に基づいて施工されることがほとんどです。しかしその大部分にVEを導入することで、これまでになかった施工段階でのVEの重要性を会社に認知させ、社員一丸となって取り組むことでより良い「サービス」を提供できるようになれれば、と考えています。
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