今回はCPPの主催団体である、日本能率協会(JMA)生産マネジメント本部事業部長の廣瀬氏にお話を伺いました。
−この資格は購買・調達業務に携わる方向けに創設されたそうですが、購買・調達業務とは一体どういった業務なのでしょうか。
一言でいうと「モノを調達する」仕事です。今までは、より安く買うことが主な業務と思われていましたが、現在では、QCDといわれる品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)を高いレベルで実現し、継続的に安定調達を実現できる機能が求められています。その他にも、コンプライアンスや、環境問題、グローバル対応など購買・調達部門に必要なスキルは、非常に多くなってきています。
−資格制度はいつ、どのような目的で創設されたのでしょうか。
「購買・調達資格認定制度」は2007年3月に、日本での購買・調達部門の支援の一環として創設されました。購買・調達業務のプロフェッショナルとして必要とされるスキルを習得した方を、調達プロフェッショナル認定者(「Certified Procurement Professional」:「CPP」)と称し、認定します。
−なぜ購買・調達業務のプロフェッショナルを認定する必要があったのですか。
JMAが(株)アジル アソシエイツと共同で「購買・調達に関する調査」を実施したところ、経営者の43%が「購買・調達部門は、期待どおりの成果があげていない」との評価を下したのです。そして、その大半が「部門内の人員がスキル不足である」と回答していました。そのため、購買・調達部門のスキル標準化ならびに高いレベルの調達スキルの確立が必要と判断し、今回の資格制度創設へとつながったのです。
−資格の種類を教えてください。
CPPは、CPP・A級とCPP・B級の2つで構成されています。CPP・B級の対象者は、調達業務に関する3年程度の経験がある方を想定しています。購買・調達を実施、管理していくうえで必要な基礎知識をきちんと身につけているかどうかを認定します。
CPP・A級の対象者は、B級資格の既取得者で、購買・調達部門の管理者およびこれから管理者を目指される方々を想定しています。実務レベルの知識だけではなく、管理者としての知識についても認定します。CPP・A級認定を受けた方には、経営者の期待に応えられる購買・調達部門の実現に向けて尽力していただきたいと思っています。
|