プロジェクトマネジメントの重要性が認知され、多くのPMP資格取得者を輩出する環境となりましたが、手放しで喜んでいるわけにはいきません。日本におけるプロジェクトマネジメントを見ると、まだまだ多くの解決すべき課題を抱えているのです。
1.企業内でのプロジェクトマネジメントの職種の確立と処遇の改善
限られた資源と期間で、多くのプロジェクトマネジャーが日夜努力していますが、彼らの多くはその努力と成果に報いるだけの処遇を受けていない場合があります。
プロジェクトマネジメントが3Kなどと呼ばれ、敬遠されるようではイノベーションの実現はおぼつかなくなります。多くの社員がプロジェクトマネジャーを将来希望する職種にあげるよう、職種の確立と処遇の改善を行う必要があります。
2.IT、建設、エンジニアリング以外の産業での認識向上
IT、建設、エンジニアリング以外の産業における、プロジェクトマネジメントの重要性の認識も課題としてあげられます。金融業、製造・流通業などでも、経営者はもっとプロジェクトマネジメントに真正面から取り組む必要性を感じています。
3.地方への展開
事業の首都圏集中はプロジェクトマネジメントに限られたことではありませんが、PMP資格取得者の85%が首都圏に集中しているという実態は、GDPの地域分布と比較してもあまりに極端です。地方自治体や地域での活躍企業に対しても、あらためてプロジェクトマネジメントへの取組みを啓蒙したいところです。
今回は「PMP資格取得が注目されている理由と今後の課題」についてご案内しましたが、いかがでしたでしょうか。近年、プロジェクトマネジメントに関する知識、理解度の向上に比例して、PMP取得への関心はより高まっています。海外では、同資格の保有がプロジェクト受注の要件になるケースもあるそうです。スキルアップコラムをお読みになっている皆様も、ぜひ一度取得を検討されてみてはいかがでしょうか。
※nikkeibp.jp events SPECIALより転載
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