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アメリカ発 〜 ITエンジニアに役立つプロフェッショナル系認定資格

ITエンジニアにとって、ITスキルを問う認定資格の他に必要な資格にはどんなものがあるのでしょうか。 今回は、「ITエンジニアに役立つプロフェッショナル系認定資格」と題して、プロジェクトマネジメントやIT監査といったプロフェッショナル系の認定資格を紹介します。

本コラムに掲載されている資格以外にも、プロメトリックでは多数のプロフェッショナル系認定資格を実施しています。 詳しくはこちらをご覧ください。

ITエンジニアに役立つプロフェッショナル系認定資格

あなたは有能なITエンジニアで、マイクロソフト認定システムエンジニア(MCSE)、シスコネットワークアソシエイト認定資格(CCNA)、もしくはオラクル認定プロフェッショナル(OCP)といった人気ITエンジニア資格を幾つか持っています。実務経験もあり、やりがいのある仕事も徐々に任されつつあります。

IT資格は確かに重要で、キャリアアップに不可欠な要素といってもいいでしょう。でも、もしあなたが、管理職への昇進、リーダー的役職での活躍、ビジネス自体の理解力アップ、同僚に差をつけ上司にアピールしたいと思っているならば、IT資格以外の強みをつけることを考えてみてはどうでしょうか。

ITプロフェッショナルとしてIT技術を有していることは基本ですが、企業や人材コンサルティング会社の多くは、ビジネス上の問題にも幅広く対応できる豊富な経験をもつ人材を求めています。ITプロジェクトは、「スキル」を持つ、もっと言えば「資格」を持つITプロフェッショナルなくしては成功しえないのです。ITテクノロジーの導入に際しては、それに関わる広範なビジネスの知識やスキルを持つことが重要になります。プロフェッショナル系の資格を取得し業務に活用することで、業務の目的と技術の関連性について理解を深めることができるだけでなく、社内におけるアピールにもなり、リーダー的立場や管理職に就くための1ステップともなりえます。

ITエンジニアにとって、技術のスキルを磨くのは実に簡単で、IT資格はスキルアップの手段として、また自分の能力と会社への貢献度をアピールする手段としても効果的です。IT以外のプロフェッショナル系認定資格にも同様のことが言えます。プロジェクトや担当業務を成功させるための知識を習得し、テクノロジーが組織の経営目標にどのように適用されるかに関する理解を促進し、新たなキャリアチャンスを提供してくれます。以下のようなプロフェッショナル系資格に目を向けてみてはいかがでしょうか。あなたが必要とする資格が見つかるかも知れません。

プロジェクトマネジメント資格

プロジェクトマネジメントは、単に財務、資源管理、資源調達計画に留まらず、プロジェクトの成功を左右する重要なスキルです。ITプロフェッショナルがキャリアアップすると、プロジェクトマネジメントの責務を任されることが多々あります。正しい知識とスキルを身につけておくことが、このポジションで成果を出すためには欠かせないのです。

米国プロジェクトマネジメント協会(PMI)は、次の3種類の資格を提供しています。

  1. 認定プロジェクトマネジメントプログラムアソシエイト (CAPM)
  2. プロジェクトマネジメントプロフェッショナル (PMP)
  3. プログラムマネジメントプロフェッショナル (PgMP)

CAPMは、エントリーレベルの資格で、受験にあたっては、高校を卒業しており、1,500時間のプロジェクトマネジメント経験、または23時間の公式プロジェクトマネジメント研修受講の条件を満たす必要があります。試験は150問の出題で、プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOK(ピンボック)ガイド)の参照が可能です。

既にプロジェクトマネジメントの道を歩んでいる人は、PMPもしくはPgMPを考えてもよいでしょう。両者の大きな違いは、PMPが個々のプロジェクト管理に焦点を当てているのに対し、PgMPが複合的なプログラムマネジメントを対象としている点です。企業合併により発生する経理システムの移行などがその例です。データクリーニング、データ移行、アプリケーション開発、ユーザ研修、およびキャパシティプラニングを含む複数の関連プロジェクトを調整・実行することが必要となります。これらの資格では、大学卒業資格の有無により、前提条件として満たすべき要件が異なります。

  • 大卒資格を持つPMP受験者は、3年間(4,500時間)のプロジェクトマネジメント経験と、35時間の公式プロジェクトマネジメント研修の受講が必要になります。大卒資格がない場合には、さらにもう2年間(3,000時間)の実務経験が必要です。試験では、プロジェクトの立ち上げ、計画、実行、監視コントロール、プロの責任と社会的責任という6つの分野から最大200問が出題されます。
  • 大卒資格を持つPgMP受験者は、4年間(6,000時間)のプロジェクトマネジメント経験と、4年間(6,000時間)のプログラムマネジメント経験が必要になります。大卒資格がない場合は、さらに3年(4,500時間)のプログラムマネジメント経験が必要です。試験は、プログラムの定義、立ち上げ、計画、実行、制御、終結の、6つの分野をカバーしており、170問の選択問題からなる試験に合格する必要があります。PMPはPgMPの前提条件ではありません。
参照URL
プロメトリック内 PMPページ: http://pf.prometric-jp.com/testlist/pmp/jp/index.html

SANS/GIAC認定とISACA認定

IT監査およびコンプライアンスは、今やビジネスの規模を問わず大きな関心事となっています。企業が扱うデータの機密性に適用される法規(SOX法等)が次々と作られているからです。そこで、IT監査認定を取ることでスキルの幅を広げ、他のエンジニアと差をつけてみてはどうでしょうか。内部監査やコンプライアンスグループは、たいていは財務監査に着目し、システムの整合性を適切に評価する技術の知識を持っていません。ITエンジニア監査要件や監査プロセスに関する知識をもつことで、自分の業務がシステム設計、運用、アプリケーション開発のどれにあたるのかをはっきりさせることができ、さらには、担当システムについて改善事項の指摘を受けるといったミスを未然に防ぐことができます。また、監査チームと共通の土台を持ち監査に寄与することで、社内の経営管理関係者へアピールすることもできます。

SANS/GIAC認定は、SANS協会(SANSは「SysAdmin, Audit, Network, Security」の略)が提供している監査認定資格で、ITシステム監査を行なうために必要な知識とスキルを問うことを目的としています。主な監査認定に、GSAE、GSNAがあります。いずれも二つのレベルがあり、下位レベルは受験のみですが、上位レベルではシステム監査実施の手順をまとめるホワイトペーパーの筆記試験があります。認定の有効期間は4年で、認定の維持には再受験が必要です。

ISACA(情報システムコントロール協会)ではCISA認定を提供し、ITシステム監査を行なうために必要な知識とスキルを問います。受験にあたり、所定の実務経験が求められなど前提条件を満たす必要があります。

参照URL
SANS Japan: http://sans-japan.jp/SJ/index.html

ビジネスマネジメント専門家協会(APBM)資格

多くのITエンジニアにとって、社内他部門の人間と効果的なコミュニケーションを図るのが困難な場合があります。とはいえ、両者の調整は非常に重要です。自分のプロジェクトやキャリアをサポートするのも妨害するのも、財務上の鍵を握る実務側の人間だからです。コミュニケーションや合意を阻む問題の一つは、共通のベースとなる知識と語彙の不足ですが、ビジネスマネジメント認定はこの隔たりを埋め、新たな機会を作り出す一つの方法となります。

ビジネスマネジメント専門家協会(APBM)で提供する資格CBM、CABMは、経営、業務管理、マーケティング管理業務、品質および工程管理、人材管理、財務など10分野のビジネスの共通知識を問います。

certmag.comより抜粋("Certification Outside Technology" written by Robert Winding)

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