[検索ヘルプ]
   HOME    |    IT系試験    |  語学・留学系試験  | プロフェッショナル系試験 |    国家資格    |  コーポレート情報 

スキルアップコラム

資格試験を受ける
試験をさがす・予約する
テストセンターをさがす
試験情報をみる
法人様用試験サービス
キャリアアップサポート情報
資格試験スクールガイド
スキルアップコラム
IT系イベント&キャンペーン
能力・キャリア開発事例
試験の実施/作成・分析
試験のコンピュータ化
試験のコンサルティング
English
Registration
Testing Center
HOMEスキルアップコラム>バックナンバー

環境に左右されないビジネススキルとは

以前「すべてのビジネスパーソンにお勧めする「仕事力アップ」のためのライセンス」と題して、VEリーダーのご紹介をしました。

今回は、VE(Value Engineering)についてもう少し掘り下げてご紹介します。このコラムを読んでいただくと、皆さんが普段日常的に行っていることがVEなのだということが実感していただけると思います。

これがVE〜ファーストフードチェーンの場合〜

VEの実施例を簡単な例をあげて説明します。

あるファーストフードチェーンでは、ユニフォームの汚れに悩まされていました。調理の際にはねた油がユニフォームについてしまうと、なかなか落ちないのです。何度もクリーニングに出すのもコストがかかりますし、汚れるたびに新品に取りかえるのも現実的ではありません。

この問題を解決するため、ファーストフードチェーンの担当者は繊維業者と協力し油はねに強い生地を開発しました。この生地は耐久性にも優れていたため、今まで以上に質の高いユニフォームを作ることができました。新しいユニフォームが店員にも好評だったのは言うまでもありません。 この開発により、以下のコストが削減されました。

  • クリーニングのコスト・・・ユニフォームが汚れにくくなったため
  • ユニフォーム交換のコスト・・・耐久性が強化されたため

コストが削減できるだけではなく、従業員の満足度も向上できる。これがVEなのです。

問題解決のための強力な道具


(クリックすると拡大)

企業では日々さまざまな問題が発生しています。「問題」とは、現実の状態と望ましい状態との間のへだたりのことで、これをなくしていくことが「問題解決」です。

問題解決では、問題の分析と解決案の作成というステップを確実に進めていくことが非常に重要です。VEは、一連のステップを確実に進めていくことによって、機能とコストの問題を同時に解決します。VEは、ひとつの技術であると同時に、問題解決のための強力な道具でもあるのです。

VEの考え方は、すべてのビジネスパーソンに必要なもの

日本バリュー・エンジニアリング協会(以下VE協会)では、VEの考え方として、次の5つをあげています。

  1. 顧客本位に考える
  2. 機能中心に考える
  3. アイデアを尊重する
  4. チームで問題に取り組む
  5. 価値の向上を考える

「顧客が何をほしがっているのか」を把握しないとニーズにあったものは作れませんし、顧客が必要とする機能が搭載されていないと購入には結びつきません。突飛なアイデアから画期的なものが創り出されることもあれば、1人が出したアイデアにチームメンバーが肉付けをしていくことによって、より価値の高いものが創り出されることもあります。

これらの考え方は、「VE」という単語を意識していなくても、常に皆さんが考えていることではないでしょうか。このように、VEはすべてのビジネスパーソンに役立つ考え方であると言えるのです。

それではVEスキルの測定では、どんな知識を問うのでしょうか。VE協会が行っているVEリーダー認定試験のサンプル問題を例に見てみましょう。

<問 題>
電子レンジについての機能表現の中から、最上位機能(基本機能)をひとつ選択しなさい。

A.電磁波を出す。
B.飲食物をあたためる。
C.マイクロ波を出す。
D.熱を与える。
E.飲食物を保持する。

<回 答>

B.飲食物をあたためる。

<解 説>
最上位機能とは、機能の相互の関係を「目的と手段」の論理に基づいて整理した図表(この図表をVEでは「機能系統図」といいます)において最も上位に位置する機能のことです。上記の選択肢に対し、「この機能の目的は?」「この機能は何のため?」という質問をしていくと、電磁波を出すことも、マイクロ波を出すことも、熱を与えることも、飲食物を保持することも、「飲食物をあたためるため」となるわけです。

機能を目的と手段という論理で整理することにより、そのものの本来果たすべき機能・目的を明確にすることができ、どの部分をとらえて改善すべきかという、アイデア発想の切り口を見出すことができます(VE協会・奥森正浩氏)。


(クリックすると拡大)

VE協会・奥森氏の解説にあった「機能系統図」とは、右図のものです。
左側に基本機能を置き、右方向へ目的→手段の順に書き並べていきます。
「B.飲食物をあたためる。」は、右図の「機能1」に位置します。

「機能1」を果たすための手段として、
「A.電磁波を出す。」「C.マイクロ波を出す。」といったことが考えられるのです。

「目的」を達成するための「手段」を考える - 物事を考える際、私たちは何かと「手段」に目を向けがちです。この考え方は、プロジェクトマネジメントでも活かせるものではないでしょうか。

VE協会のページには、その他のサンプル問題が「CBT体験版」として掲載されています。興味のある方は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

もっと知りたい人は

VEについてもっと知りたい、勉強したい場合は、テキストを使う、講座に参加するの2つの方法があります。

○テキストで勉強

VE協会では、VEの入門編からVE導入の指針まで、さまざまなテキストを用意しています。オンラインでの購入も可能ですので、興味のある方は一度ご覧になってください。

○講座で勉強

テキストで勉強するのは苦手、という方には、講座での勉強がお勧めです。「VE基礎講座」では、2日間でVEの基本的な考え方を学び、チーム活動の進め方が体感できます。VEとは何かを知るためには、まずこの基礎講座に参加するのがよいでしょう。

さらに実務の場で効果的にVEを活用することを目指すならば、「バリューマネジメント実践塾」があります。実践力・応用力習得をねらいとしているバリューマネジメント実践塾は、VE協会が実施しているVEリーダー試験に合格後受講するとさらに効果的かもしれません。

各講座の詳細は、VE協会のページで確認してください。

習得した知識を試験でチェック

知識を習得したら、試験を受けて確認しましょう。VE協会では、VEリーダー(VEL)、VEスペシャリスト(VES)、CVSといったVEの専門資格を展開しています。

VEの登竜門であるVEリーダー認定試験は、全国にあるプロメトリックのテストセンターで受験することが可能です。後期試験の申し込みは、9月25日(火)から開始されます。

申し込み方法など詳しい情報は、プロメトリックのサイトで確認してください。 社内の問題解決のために、VEの知識を深めてみてはいかがでしょうか。

プロメトリック株式会社
鹿倉 一葉(しかくら かずは)

※nikkeibp.jp events SPECIALより転載
スキルアップコラムTOPへ

コピーライト個人情報保護にあたってプライバシーポリシー