プロメトリックでは、2013年6月〜7月にスキルアップ応援キャンペーンを実施しました。キャンペーンで実施したアンケートの集計結果をご紹介します。 |
2013年9月19日掲載
スキルアップ応援キャンペーンは以下の内容にて実施しました。多数のご応募誠にありがとうございました。
実施期間 | 2013年6月3日(月)〜7月31日(水) |
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対象者 | キャンペーン実施期間内にプロメトリックのテストセンターでIT系・プロフェッショナル系試験を受験された方 |
キャンペーン内容 | キャンペーン応募フォームからアンケートにご回答いただいた方に、抽選で様々な賞品をプレゼント |
アンケート回答件数 | 1,886件 |
今回の受験のきっかけについては、「会社(学校)から「この試験を受けるように」と指示があったから」という回答が大幅に増加し、「自身のスキルアップのため」とほぼ同じ割合となりました。昨年までは、「自身のスキルアップのため」の割合がほぼ半数だった事と比較すると、資格取得を奨励する企業や学校が増加しているようです。
回答者を年齢層別にみると、30代が40.3%と最も多く、次いで40代の29.9%、20代の20.2%となっています。回答数で昨年の結果と比較してみると、40代が大幅に増加し、30代、20代は昨年並みです。これは前述の結果とも関連しますが、企業内で資格取得を奨励する対象が40代以上のベテラン層まで拡大された結果ではないかと考えられます。
受験までの学習期間については、「2週間〜1カ月未満」が36.8%、「2週間未満」が32.6%となり、学習期間1カ月未満が全体の約70%を占めています。昨年の結果は60%程度だったので、短期間に集中して学習し、受験に挑む傾向がより顕著になっています。
受験料金の負担については、昨年と大きな違いが出ました。「合否にかかわらず全額会社(学校)負担」の割合が昨年の29.1%から40.8%へと大幅に増加し、昨年は1位だった「合格したら全額会社(学校)負担」の割合が32.4%から26.1%へと減少しました。つまり、合否を問わず資格取得への挑戦をサポートする企業や学校が増えている事が伺えます。結果として、「全額自己負担」の割合も29.3%から25.4%となり、受験者個人の負担が軽減される傾向となっています。
トレーニング関連の費用についても、昨年は69%を占めていた「全額自己負担」の割合が、今年は53.5%と15%以上の減少し、「合否にかかわらず全額会社(学校)負担」は21.6%から32.5%と10%以上増加しています。受験費用だけでなく、トレーニングを含めた総合的な支援策が企業や学校において拡大されているようです。
これらの変化が2012年末ごろから実施された、いわゆる「アベノミクス」による経済政策の効果かどうかは定かではありませんが、受験者にとっては、所属企業や学校のバックアップを得やすくなっている傾向が顕著に表れています。
なお、「受験前にどのような勉強を行いましたか?(複数回答可)」という質問には、1,353件が「参考書やeラーニングで学習」と回答しました。また「インターネットによる情報収集」も855件となり、書籍+インターネットベースによる学習方法が定番となっています。比較的費用負担が少なく、自身の都合に合わせやすい学習方法を選択する傾向は、今後も続くものと思われます。
今後受験したいと考えている試験と、所属企業などから取得が義務付けられている試験については、以下のような結果となりました。多くの試験が「今後受験したいと考えている試験」と「取得が義務付けられている試験」にランクインしており、受験者の興味と取得義務が合致しているようです。
表1:受験したいと考えている/興味のある試験と取得が義務付けられている試験
順位 |
今後受験したいと考えている試験 | 件数 | 順位 |
取得が義務付けられている試験 | 件数 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
Microsoft(MCP/IT Academy) |
686 | 1 |
Microsoft(MCP/IT Academy) |
366 |
2 |
PMI(PMP / PgMP ) |
110 | 2 |
キヤノン Network Skill資格試験 |
103 |
3 |
NTTコミュニケーションズ インターネット検定「.com Master」 |
108 | 3 |
EXIN (ITIL) |
102 |
4 |
Microsoft Japan(MCA) |
81 | 4 |
NTTコミュニケーションズ インターネット検定「.com Master」 |
94 |
ITコーディネータ試験 |
81 | 5 |
IBM |
66 | |
5 |
EXIN (ITIL) |
76 | 6 |
Microsoft Japan(MCA) |
58 |
6 |
IBM |
73 | 7 |
Fujitsu IT License |
54 |
7 |
Android技術者認定試験制度 |
64 | 8 |
PMI(PMP / PgMP ) |
38 |
8 |
XMLマスター |
50 | 9 |
CPP |
32 |
9 |
CPP |
47 | 10 |
VEリーダー |
22 |
昨年同様、MCPとNTTコミュニケーションズ インターネット検定「.com Master」は、受験したいと考えている試験と、取得が義務付けられている試験の上位にランクインしており、IT系資格試験における、高いニーズが伺えます。
また、取得が義務付けられている試験には、EXIN、PMIといったマネジメントスキルを問う試験に加え、CPPやVEリーダーなどがランクインしており、特定分野の知識の証明や、幅広い業務に活用することができる資格が奨励されていることが分かります。
今回のキャンペーンでは、上記のアンケートのほか、試験会場の環境やスタッフ対応などの満足度についても調査を行いました。その結果、全体の91%の方から「試験会場の環境に満足している」との回答をいただきました。
プロメトリックはこの結果に満足することなく、いただいたご意見やご要望を参考に、よりよいサービスの提供を目指し、今後も受験者の皆様のスキルアップに役立つよう、日々努力してまいります。
プロメトリック株式会社
マーケティング部門
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