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プロメトリック、AIによる本人確認を行う自動認証システムを導入、本社併設の御茶ノ水テストセンターで運用を開始

2022年11月01日 プレスリリース

コンピューターを用いた試験配信(CBT、Computer based testing)・評価ソリューションのプロバイダーとして日本国内最大手であるプロメトリック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:ジェームズ・ヘーゲンブッシャー)はこの度、テストセンターの受付における受験者の自動認証システムを導入、本社併設の御茶ノ水テストセンターで運用を開始しました。

このシステムは、公的機関が発行する本人確認書類のうち運転免許証、マイナンバーカード、パスポート(日本国政府発行のもの)、外国人在留カードのICチップ内または券面上の顔写真と、それを持参した受験者本人の顔とをAIエンジンによってマッチさせ、本人確認を行うとともに予約システム内の予約情報と照合を行い、正当な受験者であることを認証するというもので、認証に要する時間はおよそ10秒強、他人によるなりすましを検知する率は99.99%に上ります。このようなAIを用いた認証システムを、CBTが行われるテストセンターの受付に導入するのは日本で初めての試みで、デジタル庁をはじめ日本国政府が推進するデジタル化政策に対して教育関連業界でいち早く先行的に対応した取り組みの一つです。プロメトリックは、今回導入を担当した世界的なITベンダーとの緊密なパートナーシップの下、一年以上にわたってオペレーション上のさまざまなケースを想定しつつ、本認証システムの共同開発を進めてきました。

従来、テストセンターの受付オペレーションにおいては、スタッフが本人確認書類の真偽を確認した上で券面上の顔写真と受験者本人の顔とを目視で照合することで本人確認を行い、さらにその本人情報を受験予約システム内の予約情報とやはり目視で突合することにより「正当な受験者本人」であることを最終確認する、という複雑な手順によっており、受験者1名につきおよそ2分を要し、各試験それぞれの受験シーズンのピーク時においては受験者の待ち行列につながるとともに、テストセンタースタッフにとっても大きな作業負担となってきました。この認証システムの導入により、こうした受験者・テストセンタースタッフの負担の大部分が解消されるとともに、各試験の主催団体にとっては、人間の経験やカンが介在しない自動認証によってなりすまし受験等の不正が排除されて試験の公正性が向上し、社会的信認のさらなるアップにつながるなど、多くの福音がもたらされます。プロメトリックでは、上述日本政府主導のマイナンバーカード普及がさらに進めば、試験受付の100%自動化も近い将来に実現可能と見ています。

プロメトリック株式会社では、この認証システムを川崎、名古屋、大阪に存在するプロメトリック直営テストセンターに年末までに導入を完了し、その後は全国各地に展開するパートナー会場に順次展開していく計画です。また受付のプロセスに留まらず、テストセンターでのオペレーション全体を大幅に自動化・デジタル化し、「ほぼ無人で(注)完全にデジタルなテストセンター」を目指す構想です。

(注: 機器のトラブルや操作方法が不明の時等に対応するためのスタッフは、最低1名常駐しています)

プロメトリック株式会社とは

プロメトリック株式会社は、IT技術を活用した試験配信・評価ソリューションのプロバイダーとして国内外の試験主催団体から信頼を得ている米国プロメトリックの日本法人です。プロメトリックは180カ国以上に構築された、世界で最も安全性の高い試験会場ネットワーク、または利便性の高いオンラインによる試験配信を通じて、試験の開発支援、管理、および配信に関する高品質で包括的なサービスを提供します。日本では、すべての都道府県に試験会場を設置し、その数は約170会場にのぼります。

詳細はプロメトリックWebサイトをご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先

プロメトリック株式会社


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