景気減速が資格市場に及ぼす影響とは?プロメトリックが調査

2009年7月7日 アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア

テスト・評価サービスの世界的なリーディングカンパニーである米国プロメトリックは、このたび独自にアンケート調査を実施し、世界的な景気減速が一部資格試験に影響を及ぼしているという結果を得たことを発表しました。このアンケート調査は、経済状況が資格認定プログラムに及ぼす影響を測るために実施されたもので、実施対象はプロメトリックが試験配信を委託されている、主に北米のヘルスケア、IT、アカデミック、金融証券、政府組織および専門機関の試験・資格市場です。各種資格の認定機関および専門機関・団体は国の有用な人材に直接的に影響を及ぼし、その動向が経済全般の状況を掴むための重要な指標となります。

アンケート調査によって明らかになったことは、景気後退のさなかにあっても最新試験または現行試験を維持管理することが不可欠であり、これがほとんどの認定機関にとって優先課題であることです。これは、全市場に一貫してみられた点です。このほか、この調査では経済状況が市場を担う認定機関に大きな影響を及ぼしていることが明らかになり、約3分の1の回答者が経済状況にあわせて営業案件を創出するための戦略を変更するとしています。

アンケート調査では、それ以外にも重要な結果が明らかになりました。

  • 海外への展開は、認定プログラム拡大にさほど効果はないものと考えられる。
  • 景気減速は概して受験料金を圧迫しておらず、実際、回答者の約10%が受験料値上げを実施したとしている。
  • 他市場よりも経済悪化のあおりを受けているのはヘルスケアで、次いでITの資格市場である。
  • 各種専門組織・団体は、米国の州政府または連邦政府機関に次いで試験配信数減少が小さい市場と考えられる。
  • 今回の景気減速により試験配信数が落ち込んだと回答した認定機関が、拡大戦略を変更することによってこの状況に対する打開策を講じている。その数は新試験の配信を検討する認定機関の約2倍、認定プログラムの地理的拡大を目指す認定機関の約3倍、配信数が低い試験を終了させる認定機関の2倍以上にのぼる。

プロメトリック クライアントサービス・セールス 部長 Bill Murtaghは次のようにコメントしました。「ライセンス試験と認定試験の要件に違いがある様に、経済状況に影響を受けやすい市場、受けにくい市場があるのはごく当然のことです。しかし、どの認定機関も、現行試験の内容を最新のものに保つ重要性を認識していることがうかがえることは注目に値します。さらに、国際化や事業・技術面の国家間の提携が進めば、資格価値の国際標準化の確立につながっていくと考えられます。わたしたちは、自らの評価を世界市場に拡大することができる認定機関が、低迷する経済情勢に一石を投じ、自らの成長を加速してゆくものと推測しています。今回のアンケート調査結果は、その推測を裏付けるものであると受け止めています。」

プロメトリックについて

ETSの全額出資子会社であるプロメトリックは、テストおよび評価サービスの世界的なリーディングカンパニーとして認知されています。テスト開発、テスト配信およびデータ管理機能を含む包括的なサービスを提供し、試験プログラムを世界に展開するためのサポートを行ないます。現在、学術機関、専門機関、官公庁、企業、およびIT業界450社にわたるクライアントのテストを年間700万以上実施しています。また、163カ国10,000カ所以上のグローバルなテストセンターを通じてテストを配信するとともに、Webを通じて直接受験者にテストを配信しています。