テスト業界での不正行為は世間が思っているよりも少ない?プロメトリックが調査
自社よりも他社資格認定プログラムの不正行為の方が深刻と考える傾向が顕著

 

2010年2月16日 アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア

テスト・評価サービスの世界的なリーディングカンパニー 米国プロメトリックは、このたび独自にアンケート調査を実施し、テスト業界で発生する不正行為に関して世間の認識と実際とに大きな隔たりがあることを明らかにしました。アンケート調査は北米の各種試験・資格市場の試験主催団体を対象に、テスト業界での不正行為に関する世間の認識を測り、実際の不正行為、業界への影響の予測と現実、試験のセキュリティ強化のために試験主催団体が導入した戦略を評価測定するために作られました。

アンケート調査の結果から明らかになった最大の点として、回答者となった試験主催団体は不正行為が実際よりも多発していると認識する傾向にあることです。このデータでは資格認定プログラムで発生する実際の不正行為発生率はきわめて低いものの、不正行為の恐れに気付きそれを食い止める割合の方がきわめて多いことを示しています。アンケート調査では、この他にも以下の点が明らかになりました。

  • ほぼ全回答者(97%)が、自らの資格認定プログラムの品質や価値を維持するために何らかのセキュリティ対策を導入し強化することに賛成しています。
  • 回答者は、自らの資格試験プログラムがテスト業界全般よりもはるかにセキュリティが高いと強く信じています。資格認定プログラムで起きている不正行為に関し、自社と他社どちらの資格認定プログラムの不正行為が深刻かと尋ねたところ、「他社」と答えた回答者数が「自社」と答えた回答者数を大きく上回り、その差は2倍超にのぼっています。
  • 全体的なリスク認識は業界の「噂」に基づくものですが、回答者自らの資格認定プログラムのリスク認識はデータに基づき定量化が容易なものとなっています。このことがふたつの数値に隔たりがある理由であるといえます。
  • 資格認定プログラムにセキュリティ対策が考慮されていることと、その資格認定プログラムのセキュリティおよび安全性に対する信頼度には直接的な相関関係があります。
  • それだけに、大多数の試験主催団体が当然の成り行きとして試験内容の保護に取り組みます。これは試験配信ベンダーが講じる不正行為防止策からは切り離された全く別の予防措置となっています。

プロメトリック専務兼顧問 Anthony Scicchitano は次のようにコメントしました。「不正行為の危険性の種類および各試験主催団体に役立つ個々のセキュリティ対策は市場ごとに異なります。しかし、セキュリティ強化となれば、ヘルスケアからITに至るまで、試験主催団体に選択肢があります。完全性および資格認定の価値を維持するため、試験プロセスのさまざまな箇所に予防措置が幾重にも講じられています。業界には不正行為があまねく広まっているという認識があるため、試験主催団体は依然として安全性に対する懸念を抱いています。しかし、このアンケート調査は、それとは異なる結果を示唆していることがわかります」

このアンケート調査は、プロメトリックが主に北米のヘルスケア、IT、各協会団体、学術機関、金融証券、政府組織、専門機関等の試験・資格市場の試験主催団体を対象に実施したものです。一連の試験主催団体および資格認定を受ける受験者は、各専門分野の完全性と世界に通用する資格認定プログラムの価値に直接影響します。

プロメトリックについて

ETSの全額出資子会社であるプロメトリックは、テストおよび評価サービスの世界的なリーディングカンパニーとして認知されています。テスト開発、テスト配信およびデータ管理機能を含む包括的なサービスを提供し、試験プログラムを世界に展開するためのサポートを行ないます。現在、学術機関、専門機関、官公庁、企業、およびIT業界450社にわたるクライアントのテストを年間700万以上実施しています。また、163カ国10,000カ所以上のグローバルなテストセンターを通じてテストを配信するとともに、Webを通じて直接受験者にテストを配信しています。