米国統一CPA試験が初の海外配信、2011年から日本でも東京、横浜、大阪で実施予定
- AICPA、NASBA、プロメトリック3社が歴史的合意

 

2010年10月18日アメリカ合衆国ニューヨーク州ナッシュビル、メリーランド州ボルチモア

米国統一CPA試験(以下、CPA試験)が開始以降初めて米国とその管轄領域計55カ所以外の国において、2011年から実施されることが決定いたしました。CPA試験の運営に携わる米国公認会計士協会(AICPA)、全米州政府会計委員会(NASBA)およびプロメトリックの3社が、海外配信契約を締結しました。

CPA試験は、2011年から日本(東京、横浜、大阪)、バーレーン、クウェート、レバノンおよびアラブ首長国連邦で配信される予定です。

海外配信されるCPA試験は米国内と同じもので、CBT形式を用いて英語で実施されます。また、米国内の試験と同じく、NASBAを通じて米国CPAの資格を取得するために必要となる試験です。

AICPA会長兼CEO Barry Melancon氏は次のようにコメントしました。「世界中に米国CPAの資格を求める受験者がいますが、現在はCPA試験を受験するために米国に渡航しなければなりません。今回の海外配信は、高度な会計スキルの裏づけとなる米国CPAの資格を求める米国外の受験者に役立つものとなっています。」

CPA試験は米国での米国CPAの資格取得に必要な「3E」とされる、教育(Education)、試験(Examination)および経験(Experience)を構成する一つです。CPA試験は監査・証明業務、企業財務会計・財務報告、経営環境・経営概念および法規の4セクションから構成されており、試験時間の合計は14時間です。

NASBA会長兼CEO David Costello氏は次のようにコメントしました。「NASBAおよびNASBAメンバーは、CPA試験の海外配信を実現するために重要な役割を果たすことを嬉しく思います。NASBAおよび州政府の協力と支援を受けてAICPAが開発したCPA試験に、大変満足しています。また、この試験が品質全般に対する高い評価、機密性の高さに関する卓越性を勝ち得えていると自負しています。CPA試験の米国外に住む受験者数が増えつつあることから、海外在住受験者の手続全般をもっと効果的にサポートする時代が到来しました。」

CPA試験ではさまざまな質問形式を組み合わせています。現場の状態を再現して解決に至るまでの知識およびスキルの応用を求めるきわめて革新的なシミュレーション問題のほか、従来の多肢選択式や論述形式の問題が含まれています。

米国プロメトリック代表取締役社長兼CEO Michael Brannickは次のようにコメントしました。「今回の新たな取り組みが、これまでに成功を収めてきたAICPA、NASBAおよびプロメトリック3社のパートナーシップを進展させました。CPA試験は、海外在住の人であっても米国、バージン諸島、プエルトリコおよびグアムに渡航すれば受験することが可能でした。今回の海外配信によって、世界に通用する会計資格の取得を目指す海外在住の会計専門職にとって、CPA試験がもっと身近なものになります。」

CPA試験は100年を越える歴史のなかで多くの変化を遂げてきました。2003年末までは、マークシート方式試験により年2回実施されていました。2004年4月にコンピュータ形式のCPA試験が始まり、マークシート方式試験は終了しました。2009年において、コンピュータ形式のCPA試験は100万試験配信を達成しました。

今日、CPA試験は高度な技術とテスト工学的観点での信頼性を備え、最新技術を駆使した資格試験となっています。2011年に開始される新たな革新と向上を目指して準備が進んでいます。詳細はwww.aicpa.org/cpa-exam をご覧ください。

プロメトリックについて

ETSの全額出資子会社であるプロメトリックは、テストおよび評価サービスの世界的なリーディングカンパニーとして認知されています。テスト開発、テスト配信およびデータ管理機能を含む包括的なサービスを提供し、試験プログラムを世界に展開するためのサポートを行ないます。現在、学術機関、専門機関、官公庁、企業、およびIT業界400社にわたるクライアントのテストを年間900万以上実施しています。また、163カ国10,000カ所以上のグローバルなテストセンターを通じてテストを配信するとともに、Webを通じて直接受験者にテストを配信しています。

全米州政府会計委員会(NASBA)について

創立102周年を迎えたNASBAは、全米の州政府会計委員会フォーラムを運営し、CPA試験の実施運営、60万人以上の公認会計士に対する免許の交付および公認会計業務の規制を行っています。NASBAの使命は、法的責任を果たすために全米各州にある会計委員会の有効性を強化することにあります。また、各州の会計委員会の情報交換を促し、米国内55の委員会の要望に応えています。
本社はテネシー州ナッシュビルにあり、ニューヨーク州ニューヨークに出張所、グアムにテストセンターを開設しています。詳細はwww.nasba.org をご覧ください。

米国公認会計士協会(AICPA)について

AICPAは、ビジネス、産業、公共サービス、政府、教育、学校機関および米国外の提携組織にCPA会員36万人以上を擁する米国CPAの専門団体です。公認会計業務に倫理基準を設け、民間企業、非営利組織、連邦政府および自治体の監査に米国監査標準を策定しています。このほか、CPA試験の作成および評価を実施しています。
ニューヨーク州ニューヨーク、ワシントンDC、ノースカロライナ州ダラム、ニュージャージー州ユーウィングおよびテキサス州ルイスヴィルにオフィスがあります。詳細はwww.aicpa.org/mediacenter をご覧ください。