一般社団法人日本能率協会初の資格試験作成に対する
最適なコンサルティング

背景

一般社団法人日本能率協会(以下、日本能率協会)は、マネジメントに関する調査および研究、情報の収集と提供、人材の育成および指導等を行うことにより、企業、団体等の経営革新を図り、日本経済の発展や国民生活の向上および国際社会への貢献に寄与することを目的として1942年3月に設立されました。

2007年7月には、製造業における調達競争力を高める基礎をつくり、調達のプロフェッショナルを育成するためのCPP試験を創設しました。CPP(Certified Procurement Professional)資格とは、企業で資材などの購買・調達業務に従事する方を 対象に、「購買・調達」業務のプロフェッショナルとして必要とされるスキルを認定するものです。 製造業における調達部門の役割は非常に重要であり、企業が材料や資材の購入に充てる比率は大きいため、会社のコストダウンや利益率向上にも密接に関わっています。さらに、関連会社への指導や海 外資材の価格調査、交渉力、サプライヤーの育成など、調達に必要とされるスキルは様々な知識から構成されています。

調達部門の社員に継続的な能力向上の機会を提供し、調達部門の全体的な底上げを図るために、日本能率協会では1年半をかけて調達における知識の体系化を図り、「調達プロフェッショナルスタディーガイド」を出版しました。その上で、第三者的立場で調達プロフェッショナルを認定する資格、CPP資格を立ち上げることにしました。

課題

CPPは、日本能率協会が主催する初めての資格試験です。当初は試験の立ち上げから問題作成、試験実施までを日本能率協会だけで行う予定でした。しかし、資格試験の実施を手がけている他の団体にヒアリングしたところ、試験運用には関連する工数が非常に多く、かつ複雑であることがわかりました。 そこで、試験問題準備から試験運用までを任せられるパートナーとして抜擢されたのが、プロメトリックでした。

TOEFL®などの有力な試験を運用している実績があること、日本全国で受験が可能だということ、日本能率協会の試験運用工数を大幅に削減することができるといったメリットを考慮し、コンサルティングサービスを含めたプロメトリックの試験サービスを採用することになったのです。

戦略

日本能率協会とプロメトリックが最初に取り組んだことは、試験の定義書作成でした。定義書を作成することで、これから作成する試験に対する試験主催者の意識を共有しました。定義書のフォーマットは既にプロメトリックが持っていたので、日本能率協会はそれに必要事項を書き込んでいきました。 この作業を進めていくうち、日本能率協会で行っていたプロセスの中に見落としていた要素があったことが判明しました。

その後、試験問題作成者の方々向けに試験問題作成セミナーを開催しました。このセミナーでは、試験を作成する際の留意事項やあるべきプロセス、準備すべき事項などについて紹介しました。

ソリューション

試験問題作成者の方々が試験問題作成セミナーに参加したことで、『難しい問題』と『良い問題』は異なるということ、CPP試験で問うべき知識は何であるかなどについての意識が共有されました。セミナー参加後に試験問題作成者の方々が作成したすべての試験問題に対し、プロメトリックはより的確 な表現を提案しました。その結果、試験問題に統一感を持たせることができました。

また、本番の試験の前に、70社200名ほどの協力を得て、プレ試験をCBTで実施しました。プレ試験の結果をプロメトリックが分析し、日本能率協会に対して本番用の試験問題の選定、スコアリング、合格ラインなどを提示しました。これにより、日本能率協会はCPP試験に対して合理的な試験設定が実現できました。

成果

「コンサルティングサービスを受けたことにより、主催者として『CPP試験は妥当性がある試験だ』とより自信をもって受験者に提供できている」と、日本能率協会担当者は語っています。また、試験実施後の分析結果を基に、常に試験品質を改善するという循環ができているのも非常に良いポイントであり、事務局と試験問題作成者との連携もより円滑になったと述べています。試験分析結果などの信頼できる情報が手元にあることで、事務局と試験問題作成者が主観に頼らず、客観的な根拠に基づいて更なる改善点について円滑に議論ができている、と日本能率協会では実感しています。

さらに、日本能率協会が新たに設立した生産技術者向けの資格試験であるCPE(Certified Production Engineer )試験も、2009年10月よりCBTで開始。同様に2010年10月からは、CPF(Certified Production Foreman:製造業の第一線監督者として、高度なマネジメントスキルを有することを証明 する資格)試験も開始しました。プロメトリックは、CPP試験同様CPE試験、CPF試験においても、試験 作成のコンサルティングサービスからCBTによる試験実施まで、トータルにサポートしています。

CPP試験で調達のプロフェッショナルを育成する日本能率協会、それをサポートするプロメトリック。双方はこれからも強力なタッグを組んで、品質の高い試験を提供していきます。

概要:一般社団法人日本能率協会

  • 日本能率協会の所在地:東京都港区
  • サービス提供開始:コンサルティングサービス…2006年7月 CBT…2007年1月
  • 目的:調達プロフェッショナル育成のため、日本能率協会主催の資格試験を初めて立ち上げる。
  • 成果:試験問題作成者へのセミナーを実施することで、試験問題作成に対する意識共有ができた。試験問題作成者が作成した試験問題に対して、プロメトリックがより適した表現を提案したことで、試 験問題に統一感を持たせることができた。
    試験実施後の分析結果を基に、常に試験品質を改善するというサイクルが確立できた。

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