2009年12月16日掲載
2007年から毎年実施している「受験感謝キャンペーン」。今年のキャンペーンでも数多くの方々から貴重なご意見を頂戴しました。今回はその一部をご紹介します。
受験感謝キャンペーンは、以下の内容で実施されました。
期間 |
2009年5月1日(金)〜6月30日(月) |
---|---|
対象 | 上記期間内にプロメトリックのテストセンターでIT系試験をオンライン予約にて受験された方 |
協賛 |
日経コンピュータ / 日経情報ストラテジー マイクロソフト株式会社 / 日本オラクル株式会社 / サン・マイクロシステムズ株式会社 |
アンケート 登録件数 |
2,544件 |
多数の方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
受験したきっかけを答えてもらったところ、約半数の方が「自分のスキルアップのため」と回答しました(グラフ1)。他の回答と比べると、圧倒的に高い割合であることがわかります。
受験料金の負担を聞いたところ、「合格したら会社(学校)全額負担」と「全額自己負担」がほぼ同じ割合でした(グラフ2)。不合格なら自己負担となるわけですから、再受験無料キャンペーンの人気が高いのもうなずけます。今回の回答の中にも「受験料金がもう少し安いと、もっと受けやすくなるかと思います。」といった意見や「受験料金が高いため、割引キャンペーンを頻繁に行って欲しいです。」という要望が寄せられました。
今後受験したい試験と受験が義務付けられている試験とを見比べたところ、興味深い結果となりました(表1)。トップ10の顔ぶれにそれ程大きな違いは無いのですが、それぞれの順位が大きく異なっている試験、ほぼ同じ順位の試験がありました。
最も大きな開きがあるのは情報処理技術者試験で、取得が義務付けられている試験では1位ですが、受験したい試験では7位でした。日経ソリューションビジネスが毎年実施している「いる資格、いらない資格 2010年版」でも、「取らせたい資格」の1位から10位までを情報処理技術者試験が独占しており、「資格を取らせる側」の支持率の高さがうかがえます。
しかし受験者個人の面から見ると、情報処理技術者試験に興味を感じている人は多くない、というのが実情のようです。その理由はこのアンケートからうかがい知ることは出来ませんが、資格を取る側/取らせる側のギャップがここまで大きい試験も珍しいのではないでしょうか。
一方で、資格を取る側と取らせる側の順位がほぼ一致した試験もありました。 ITIL資格は受験したい試験で6位、義務付けられている試験で7位にランクインしました。前述の「いる資格、いらない資格 2010年版」の一時金ランキングによると、ITIL資格は一時金の平均額が大幅に増えたそうです。社員に資格を取らせる際の「ニンジン」として最も一般的な一時金の金額が大幅に上がったことは、資格を取らせる側にとってITIL資格の必要性が急激に増加した事を示すものといえるでしょう。
順位 |
今後受験したい試験 | % | 順位 |
受験が義務付けられている試験 | % |
---|---|---|---|---|---|
1 |
マイクロソフト認定プログラム |
30% | 1 |
情報処理技術者試験 |
23% |
2 |
Oracle認定資格 |
19% | 2 |
マイクロソフト認定プログラム |
22% |
3 |
LPIC(Linux技術者認定試験) |
12% | 3 |
シスコ技術者認定 |
9% |
4 |
サン・マイクロシステムズ認定資格 |
10% | 4 |
Oracle認定資格 |
7% |
5 |
シスコ技術者認定 |
7% | 5 |
LPIC(Linux技術者認定試験) |
6% |
6 |
CompTIA認定資格 |
3% | 6 |
サン・マイクロシステムズ認定資格 |
4% |
6 |
ITIL資格 |
3% | 7 |
ITIL資格 |
3% |
7 |
XMLマスター(XML技術者認定制度) |
2% | 8 |
CompTIA認定資格 |
2% |
7 |
NTTコミュニケーションズ インターネット検定 「.com Master」 |
2% | 9 |
PMP |
1% |
7 |
情報処理技術者試験 |
2% | 9 |
Fujitsu IT License |
1% |
今回のアンケートで印象的だったのが、再受験無料や受験料金割引キャンペーンに関する要望がとても多かったことです。
「1度失敗しても次がある」「割安で受験できる」という安心感からか、この種のキャンペーンの継続、再開を望む声が多く聞かれました。
また、プロメトリック ニュース(メールマガジン)に期待する内容については、キャンペーンやセミナーの告知以外に、類似問題の掲載を望む声が多くありました。「この試験はどんな内容を問われるのだろう?」という素朴な疑問にこたえられるものですので、是非掲載をしていきたいと考えています。
すべての要望にこたえることは難しいですが、試験主催団体とも協議を重ね、受験者の皆様のスキルアップに役立つよう、これからも日々努力してまいります。
プロメトリック株式会社
鹿倉 一葉
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