CBT試験配信 導入事例

試験主催団体が保有する管理システムとのデータ連携を通じたCBTによる試験配信事例

大規模な団体予約システムと厳格な試験環境を提供し15年以上に渡り安定した試験運営を実現

背景

ある試験を主催する某試験主催者団体様(以下、試験主催者団体様)では、業務にあたって取得が必須とされている資格を、紙による試験(以下、PBT)で実施していました。定期的な資格の更新があるため、受験者数は年間20万件を超える大規模試験でした。
試験主催者団体様ではCBTへの移行による利便性の向上に加え、業務独占資格を付与するために実施するハイステークな試験として、試験会場運営も含めたさらなる試験品質の向上を検討していました。

ソリューション

試験主催者団体様では加盟する会員企業を管理するシステムを保有していました。そしてほぼ全ての受験者が会員企業に属する従業員であるため、試験主催者団体様がこれまで提供してきた、管理システムを通じた会員企業へのサポートは継続したまま、CBTによる試験配信を実現する必要がありました。

そこでプロメトリックは管理システムとの連携を前提とした大規模な団体予約を可能とするCBT配信システムの構築を行いました。
合わせて、受験者の円滑な受験をサポートする本試験専用のポータルサイトを構築し、試験に関する各種情報や空席状況を提供しました。

試験実施においては、全ての都道府県に設営されたプロメトリックの試験会場で随時受験を可能とし、業務の都合に合わせて受験ができるCBTならではの利便性を提供しました。

更新制度により受講が必須となっていた更新研修については、トレーニング動画と試験を組み合わせた専用コンテンツを作成し、CBTへの円滑な移行を図りました。

成果

管理システムを通じて会員企業担当者より送信される1日あたり数千名の団体申込に対し、自動で予約の割当を行うワークフローの提供が、大規模試験の円滑なCBTへの移行をサポートしました。

全ての試験会場に対する定期的な監査と、試験監督員への継続的なトレーニングによって維持されるプロメトリックの高品質な試験会場ネットワークは、本試験のようなハイステークな試験に要求される確実な本人確認と厳格な試験環境を提供し、試験の品質の維持・向上に寄与しました。

また、PBTと比較すると受験機会が大幅に増加し、合否発表までの日数が大幅に短縮されたため、業務従事に至る人材育成の効率化も実現しました。

これらの試験主催者団体様のニーズに即したプロメトリックの最適なソリューションによって、年間20万件を超える試験を15年以上に渡り安定して配信しています。

提供サービスのご紹介

  • 試験主催団体が保有する管理システムとの連携
  • 数千名規模の団体予約受付
  • 提供年数:約17年(提供中)
  • 年間配信数:約25万件