




「プロジェクトマネジメント」と聞いて、皆さんはどのようなことを連想されますか?
IT用語辞典 e-Words には、以下のように記載されています。
チームに与えられた目標を達成するために、人材・資金・設備・物資・スケジュール
などをバランスよく調整し、全体の進捗状況を管理する手法。
(IT用語辞典 e-Wordsより引用)
プロジェクトマネジメントでは、個々の技術や知識だけ理解していればよいのではなく、「目標達成のため」にチームを総合的に管理する必要があるのです。このことから、業種・職種を問わず業務に役立つ手法だということは疑いの余地がありません。
様々なIT系の技術資格同様、プロジェクトマネジメントにも資格制度があります。
プロジェクトマネジメントの資格には、どのようなものがあるのでしょうか?主催する団体によって、前提条件や試験方法が異なっていますので、資格取得の方法とともにご紹介します。
「プロジェクトマネジメントの資格」と聞いてまず思い浮かぶのは、この資格ではないでしょうか。

米国PMIが認定するプロジェクトマネジメントの国際資格で、同団体が策定したプロジェクトマネジメントの知識体系の理解が資格取得の中心となります。
特に情報システム系に限定しているわけではなく、基本的にはあらゆるプロジェクトに応用可能な汎用的な手法です。実際、大規模建築物の建設や企業経営から軍備に至るまで、さまざまな分野に適用事例があるようです。
PMPは誰でも受験できる資格ではなく、実務経験など一定の条件が必要になります。条件は以下の2つです。
1. プロジェクトマネジメントを指揮・監督する立場での経験
試験申し込みの際には、プロジェクト業務を指揮・監督する立場での実務経験、およびプロジェクトマネジメント経験を証明する書類を準備し、それに基づいて申請します。受験条件となるプロジェクト業務は、試験申し込みから遡って8年以内の業務に制限されています。
2. 35時間の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講
以下の機関が提供する講習が対象となります。
こちらについても「1.」同様、受講証明を基にした申請書を提出する必要があります。なお、プロジェクトマネジメント関連書籍の読書といった自主学習は上記に該当しないため、公式な研修を受講する必要があります。
REPが提供しているトレーニングについては、以下よりご確認いただけます。
試験はCBTで毎日実施されています。
PMPの受験方法については、こちらをご覧ください。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する、情報処理技術者試験制度の一種です。
IPAが想定している対象者は、「情報システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト計画の作成、要員などプロジェクト遂行に必要な資源の調達、プロジェクト体制の確立及び予算・納期・品質などの管理を行い、プロジェクトを円滑に運営する者」( IPAサイトより)としています。
このことからも、「情報システム開発プロジェクト」に特化した試験であることが分かります。
プロジェクトマネージャ試験は試験実施日が10月第3日曜日と決められています。
試験問題は選択式のほか、記述式、論述式があります。
各種スクールや書籍が出ていますが、IPAのページには過去問題が掲載されていますので、受験を考えている方は挑戦するとよいかもしれません。
CompTIA Project+は、CompTIA(The Computing Technology Industry Association)が主催する、基礎的なプロジェクトマネジメント知識を認定する資格です。様々な業種におけるプロジェクトの立ち上げやプランニングから、プロジェクトの実行、承認、サポート、完了までの一連のプロセスを範囲とします。
PMPと大きく異なるのは、受験に際しての前提条件がない点です。
つまり、受験の前にプロジェクトマネジメントの経験を提出したり、事前の講習を受けたりする必要がないのです。さらに、様々な業務の基盤づくりを目的にしているため、資格の更新がないのも大きな特徴です。
今までは英語版試験のみの実施でしたが、2008年3月21日より、日本語版試験の提供が開始される予定です。
CompTIAのサイトには類似問題も掲載されていますので、興味のある方は挑戦してみてください。CompTIA Project+ 類似問題はこちら
試験はCBTで毎日実施されています。
CompTIA Project+の受験については、こちらをご覧ください。
一口に「プロジェクトマネジメントの資格」といっても、主催団体によって前提条件や受験方法が異なるのがお分かりいただけたと思います。
自分に必要なスキルを見極めた上で、各資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。