コラム

CBT運営代行会社の選び方は?必ずチェックしたい7つのポイント

2024年03月01日
  • CBT
  • 試験運営

試験の実施に関わる業務は膨大で、試験運営団体内部ですべての業務を行うことは現実的ではありません。そのため、試験運営代行会社にアウトソーシングをすることが一般的です。

近年は、受験申し込みから試験実施、合否通知、結果分析までをデジタルで行うCBTを採用し、業務をCBT運営代行会社にアウトソーシングする試験が増えてきました。海外で先行して広まったCBTですが、日本にも多くのCBT運営代行会社があります。そこで今回は、CBT運営代行会社を選ぶポイントを解説します。

1.試験会場の数

CBTは試験運営団体の業務負荷を軽減しますが、受験者にとってもメリットの多い試験方式です。特に受験会場を受験者自身で選ぶことができるのは、大きなメリット。紙の集合試験(PBT)の受験会場は東京や大阪などの大都市だけ、ということも珍しくありませんでしたが、CBTならばあらかじめ試験運営代行会社が用意した受験会場の中から選ぶことができます。

会場が多くの地域にあって数が多いほど受験者の利便性が高くなりますが、各会場の座席数もチェックしましょう。特に地方で多いですが、座席数が少なくて予約がすぐに埋まってしまう会場では、会場数だけ多くても意味がありません。会場数と座席数が十分に確保されているほど、受験者の利便性が高く、受験者の増加を見込むことができます。

そのため、試験会場の数が多く、各会場で座席数が確保されていることは、CBT運営代行会社を選ぶうえで大きなポイントになります。

2.会場の品質

会場数は多ければそれで良い、というわけではありません。受験会場の設営、受付や試験監督の対応などの運営の水準を確認しましょう。「ここが試験会場?」と言いたくなるような会場では、試験の信頼度が落ちてブランド力の低下につながります。

また、コンピューターのスペックや騒音などの環境面も大事なポイントです。全国同一条件で試験を実施することは、試験の公平性には欠かせません。どの会場でも同じスペックのコンピューターを使い、静かな環境で受験できることを確認しましょう。

3.代行業務の対応範囲

試験運営に関わる業務は膨大です。試験申し込みから実施、合否通知、結果分析までCBT運営代行会社にアウトソーシングすることが望ましいですが、代行会社によっては一部の業務だけに対応していることがあります。一括して対応できる代行会社を選択するようにしましょう。

また、試験は社会やビジネスの環境変化に合わせて常にアップデートしていくことが必要です。そのため、試験作成代行や結果分析による妥当性の検証など、試験のPDCAを回す業務まで対応している代行会社を選択することをおすすめします。

4.セキュリティ

試験を厳格に運営するには、強固なセキュリティ体制が必須です。CBTはコンピューターを使って高度な個人情報を扱うことになるので、まずはデータの送受信や管理のセキュリティ面を確認しましょう。品質保証の国際規格「ISO9001」、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO/IEC 27001:2013」などの認証を取得していることが目安になります。

さらに、なりすましやカンニングを防ぐための試験会場でのセキュリティ対策も確認します。

5.海外展開/土日対応

実施する試験によっては、海外在住者も受験対象になることがあります。あるいは、当初は日本国内だけで始めて、ゆくゆくは海外展開を考えている試験主催者の方もいるでしょう。その場合は、すでに海外ネットワークを有しているCBT運営代行会社を選択しましょう。

また、問い合わせ対応は多くの代行会社で実施していますが、土日など休日は対応外のところもあります。受験生は土日に受験することが多いので、土日に突発事項が起こった際の問い合わせができないことは受験生にとって大きなリスクになります。土日の受験が想定される場合は、土日も問い合わせに対応している代行会社を選ぶようにしましょう。

6.試験実績

これまでの試験実施数、受験者数など、実績が豊富なCBT運営代行会社はやはり安心です。その中でも試験内容や規模が似ている試験を扱っている代行会社は、有力候補となります。

特に、厳格な試験体制が求められる国家試験を扱っている代行会社は、信頼度が高くなります。受験者数が多い規模の大きな試験を運営している代行会社も、それだけの会場数や受験人数に対応できることの証明なので、安心して運営を依頼できます。

7.コスト

当然ですが、コストの安さもCBT運営代行会社を選択するうえで大きなポイントとなります。しかし、試験運営の業務は多岐にわたるので、どこからどこまでの範囲に対応したうえで見積もりが作成されているのか、しっかりと確認することを忘れずに。一見すると安い見積もりでも、含まれていない業務はオプション扱いで、どんどんコストが膨らんでいくこともあります。運営代行を依頼する業務をしっかりと見極め、見積もりを精査してコストを正確に把握するようにしましょう。

まとめ

CBTが一般的な試験方式になってきたのと同時に、CBT運営代行会社も増えています。試験の信頼度やブランドを守るためにも、コストだけに目を向けるのではなく、会場数や品質、セキュリティ、問い合わせ対応などをしっかり確認し、信頼のおけるCBT運営代行会社に依頼しましょう。

プロメトリックのCBTは、会場数と会場の品質、セキュリティ、海外ネットワークなどに強みがあります。国家試験にも採用されるほどの厳格な体制で、全国どこの試験会場でも同一の条件で試験を実施しています。CBTを検討される際は、受験者が安心して試験を受けられる環境を提供しているプロメトリックにぜひご相談ください。

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