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CBTの特徴とは?「PBT」「IBT」との違いも徹底解説!

2023年12月04日
  • CBT

近年、オンラインで受験できる「CBT」を使った試験が増えています。
CBTとはいったいどんな試験方式なのでしょうか?CBTと比較されやすい「PBT」「IBT」との違いについても解説します。

CBTとは

「CBT」は「Computer Based Testing」の略で、コンピューターを活用した試験方式の総称で、いわゆる「オンラインで受ける試験」です。一般的にはコンピューターのディスプレイに問題が表示され、クリックで選択肢を選択したり、キーボードで記述したりして解答します。問題や解答にテキストや写真だけでなく、音声や映像も利用することができます。

試験問題はあらかじめサーバーに登録され、その中から問題の組み合わせや出題順を変えて出題されます。受験者ごとに異なる問題が提示されるので、カンニングなどの不正行為のリスクを減らすことができます。

CBTはまず民間の資格検定試験で採用され始めました。近年では企業の採用試験や社内試験、教育機関の模試や校内テスト、大学の推薦入試などに導入する動きが加速しています。

紙の集合試験(PBT)とCBTの違い

従来の試験は、会場に集合して紙の問題用紙が配られ、紙の解答用紙に記入し、提出する形が一般的でした。このような紙の集合試験を「PBT(Paper-Based Testing)」と呼びます。記述式の試験だけでなく、紙のマークシートに記入する方式の試験もPBTです。大学入試の共通テスト(旧センター試験)がPBTの代表例で、全国の複数会場に受験生を集め、同じ試験問題を一斉に解きます。

PBTとCBTを比較すると、以下のような違いがあります。

  PBT(紙試験) CBT(オンライン試験)
受験機会 1年に1回〜数回開催 随時開催可能
申込方法 試験日の1〜2ヶ月程度前に締切 Webサイトで試験日の直前まで予約・変更・キャンセルが可能なことが多い
受験会場 試験主催者団体が予算に応じて手配・確保し、事前に設営 試験運営者団体が持つ会場(テストセンター)より選択可能、手配や事前準備は不要
出題形式 紙面上で表現できるものに限定、また音声再生機器を使用 画像、音声、動画コンテンツを利用した多様な出題が可能
試験問題 全受験者が同じ問題を受験 受験者により出題される問題が異なる出題形式が可能
結果通知 マークシートの読取りまたは担当者による採点作業を行い、集計後、通常1〜2ヶ月程度後に通知 自動採点後に受験者に即時通知可能
セキュリティ 個人情報含む解答用紙などの紛失リスクが高い 高いセキュリティ基準のもと、多重かつ高度な暗号化と保護機能を実施し、リスクを低減
環境面 問題用紙や解答用紙、会場での掲示物など紙の大量印刷、全国への輸送など大量のCO2を発生 紙の印刷や輸送がなくなり、CO2を削減して環境保全に寄与

CBTとPBTの大きな違いは、1回あたりの試験にかかる人的コストです。PBTは受験生の出願受付や会場確保、問題用紙や解答用紙の準備、解答の集計など、1回の試験の準備に膨大な手間がかかります。そのため、1年に何度も試験を実施することはできません。

また、PBTは紙に表現できる問題や解答しか作れない一方で、CBTは映像や音声を使うことができます。PBTは英検の二次試験が別日に設定されているように、スピーキングテストを同時に行うことは難しいですが、CBTはマイクを使って同時にスピーキングテストを行うことができます。

IBTとCBTの違い

「CBT(Computer Based Testing)」はコンピューターを使ってオンラインで受ける試験の総称ですが、自宅など好きな場所で受験できることができる試験を「IBT(Internet Based Testing)」と呼び、CBTとは分けて考えることが多くなってきました。この場合、CBTは試験を運営する団体が持つテストセンターで受験する試験を指します。

自宅型のIBTとテストセンター型のCBTを比較すると、以下のような違いがあります。

  IBT(自宅型) CBT(テストセンター型)
受験会場 インターネット環境があれば、どこでも受験可能 試験運営者団体が持つ、全国にあるテストセンター
受験端末 受験者が所有・手配するコンピューター テストセンターに設置されているコンピューター
本人確認 テストセンターで、免許証、マイナンバーカード、パスポートなど公的本人確認書類を担当者が確認 カメラを通じて公的本人確認書類を確認
不正防止対策 試験中に監督官が監視 カメラを通じて監視することが可能だが、受験者のモラルに委ねるところがある
出題形式 画像、音声、動画コンテンツを利用した出題も可能だが、受験者のインターネット環境や端末スペックが影響することがある 画像、音声、動画コンテンツを利用した多様な出題が可能
受験可能人数 人数制限は原則ナシ テストセンターの空席状況が影響する

IBTとCBTの大きな違いは、自由度と厳格性です。IBTはインターネットに繋ぐことができれば、自宅でも受験可能で、日時もCBTより自由に設定できることが多いです。いつでもどこでも手軽に受験できることがIBTのメリットです。

一方、自由度が高い分、なりすましやカンニングなどの不正を完全に防ぐことはできませんし、問題漏洩のリスクもあります。そのため、厳格性が求められる大学入試や国家資格試験などには向いていません。民間団体が主催する自己啓発のための検定試験や就職のための適性検査など、合否の重要度が低く、自分の能力や理解度を知るための試験にIBTは向いています。CBTは不正対策や本人確認が厳重に行われるので、大学入試や国家資格試験にも採用されています。

まとめ

今回はCBTの特徴と、比較されやすい試験方式のPBT、IBTとの違いについて解説しました。日本では旧来の紙試験であるPBTの方がセキュリティ面で安全だと思われている傾向がありますが、プロメトリック社のCBTは高いセキュリティを誇る試験会場を持ち、受験者間に不平等な状況を発生させないための出題の仕組みを備えています。

CBTを検討する際は、柔軟で公平な受験機会を提供するプロメトリック社にご相談ください。

CBT導入についてのご質問、運用のご相談、料金についてなど
ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

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